中学2年生男子がなぜ突発性難聴になったのか?
ハル君は中学2年の夏に友達と花火をしにいき、うっかりとロケット花火を右の耳元で爆発させてしまいました。
帰ってきたとき顔はススだらけ、ロケット花火は目の横を横切っていったといい最初は「目に当たらなくてよかったね!」とホッと胸をなでおろしていました。 が、その夜イヤホンで音楽をきいているときに「あれ、なんだか右耳が聞こえない」というではありませんか。
ロケット花火で右耳が半分しか聞こえない
私はびっくりしてハル君に何度もイヤホンを使って確認させました。 するとやっぱり左耳でははっきり聞こえるのに、右耳ではほとんど聞こえなくなってしまっていて。両耳では普通通りに聞こえたのでハル君は「へいきへいきー。大丈夫だよ」と楽観的。
私も原因はハッキリしていたし時間がたてばすぐに元通りになると思っていました。 が、それは大きなまちがい!!><
その夜に気になってネットでしらべると「急に聞こえなくなる症状を突発性難聴といい、時間がたてばたつほど元に戻らなくなる。早く病院にいって薬をもらいましょう」と書かれていたんです。
翌朝、近所のA耳鼻科へGO!
私も子供も翌日は普通に仕事やら中学校で、特に子供は大事な期末テスト前。授業を休ませたくありませんでしたが、念のため朝イチで近所の小さな耳鼻科につれていきました。このときは遅刻だけで、おわったらすぐに登校させるつもりで。
診察をしてもらったら「鼓膜はやぶれていません。検査をしたところ右耳が難聴になっていますね。紹介状をかきますから、こちらの総合病院(大阪労災病院)へ今すぐ行ってください」といわれてビックリ!
大阪労災病院は自宅から電車で1時間、車でも30分かかる場所。 さらに総合病院だから行けば1日かかりで学校どころではありません。私は学校が気になって「明日でもいいですか?」と聞くと、先生は「うーん、なるべく早いほうがいいですよ」と。
近所のA耳鼻科では薬もだしてもらえず。 迷ったのですがすぐに治療をはじめたほうがよいと言われたので、結局、家人に車をだしてもらい(わたしは免許もってない)そこから、大阪労災病院に行きました。
※あとからしったのですが、大阪労災病院は耳鼻科が有名で、耳鼻科の先生だけで複数常駐、突発性難聴の治療にも詳しく、かかりつけ病院の紹介状がないと受診できない総合病院でした。
大阪労災病院の耳鼻科で診察
予想どおり、11時半に大阪労災病院について、全部おわったのは夕方16時ごろ。5時間半くらい病院に缶詰となりかなりつかれました。
当日大阪労災病院でおこなった治療は 聴覚検査→診察→高濃度酸素療法を受けるかの選択→血液検査→レントゲン検査→終了。
その日から2週間(14日)分のステロイド剤と血液循環をよくする薬をだされました。翌日から10日間連続で「高酸素治療法」を受けることになりました。