突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)はサプリメントや鍼ハリで治るのか?という記事です。
もちろん一番効果があるのは病院でもらえるお薬です!!
ただお医者様は「この病院薬(ステロイド)で完全になおるとは限りません」といわれてしまうわけです。だから例えマユツバであってもいろいろと試したくなっちゃうわけで( ;∀;)
で、1か月間かなりの時間をかけてネットと本で調べました。(サプリメント・鍼はり)
ほんとにめちゃめちゃ探したので、2017年現在でここに書いてある以上の民間療法は90%ないといいきれます!!(断言)
>>勉強ができない中学生、どうしたら?(´・ω・)
サプリメント
サプリメントは薬ではなく“食べ物”だとおもってください。[カゼひいたからネギたべてあったまりや~」くらいのイメージです。
(1) カネカのコエンザイムQ10
ネットで検索したら鍼(ハリ)で有名な某先生が「突発性難聴にカネカ社のコエンザイムQ10が効きます!」とコメントのせてました。
この某先生は本もだしてまして、著書のなかでも「難聴にはコエンザイムQ10がよい、しかもカネカじゃないと意味がない」とかいてまして。
実際に老化による難聴にはコエンザイムQ10が効果あり! という研究結果がでています。
「加齢性難聴に対する還元型コエンザイムQ10の進行抑制効果について」
還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)に加齢性難聴の進行を抑制する効果があることを、動物実験にて確認しました。
情報ソース:株式会社カネカ広報室 2011/04/27 http://www.kaneka.co.jp/service/news/n20110427/
子どもの難聴は「老化現象」ではありません。
しかし、ワラにもすがる思いで買ってみました。
コエンザイムQ10とは?
さくっと説明すると、コエンザイムQ10は若さの元になる物質です。老化とともに体内から無くなることがわかっています。くわしくはカネカのコエンザイムQ10サイトをみてくださいね。
なぜカネカじゃないと駄目なのか?
なんでカネカ社のコエンザイムQ10じゃないとダメなのか調べたら、
カネカのものはコエンザムQ10が濃いんですよ。薬局に行けばDHCやそのほかのメーカーからもたくさんでていますが、保有成分をチェックしたところカネカ以上に保有量が濃いものは他にありませんでした。
・還元型(体内に沢山吸収されやすい)
・濃度が高い
近所の大手ドラッグストア5軒まわったのですがカネカはどこにもありませんでした。素直に通販で買う事をオススメします♪
しかも通販だと初回のみ定価の半額以下とかなり安いです。
薬局だと(コエンザイム濃度が低くても)同量で800円くらいします。
大人の突発性難聴でサプリをさがしているならコエンザイムQ10おすすめです。
>>カネカ通販 還元型CoQ10公式
薬局に売っていない高濃度コエンザイムQ10はこちら
小学生・中学生なら体内にコエンザイムQ10は十分にあるはずなので、↓で紹介するアミノ酸サプリでよいと考えました。
(2) アミノ酸
うちの中学2年生ハル君にのませて、結果的に良かったのがアミノ酸サプリメントです。
(アミノ酸を飲んだおかげで治ったかは不明。ただ耳の機能再生サポート力はあったと信じてます!)
ちなみにはアミノ酸が耳によいとかいう事実はネット上のどこにもないです(笑)
アミノ酸は、食べ物からとったタンパク質が体内で分解されて最終的になる成分です。スポーツ飲料によくはいっていますね。体を酷使したとき、疲れたときにアミノ酸をとると体力が回復します。
カネカ・コエンザイムQ10をのませようとおもって通販でとりよせました。が「お子様はおやめください」とかいてあったので念のためにやめました。
お子様といっても小学生ならともかく高校生なら体は大人と同じですから飲ませても大丈夫だとはおもいます。気になる方はカネカのサポートセンターに電話して確認してくださいね。
私は子どもが18歳以上ならまちがいなくコエンザイムQ10のませませてました。
うちの子に毎日1本ずつ飲ませたのはこちらの「アミノ酸バイタル3000」。
>>アミノ酸バイタルをみる
いろんな成分がミックスになってのではなく、アミノ酸成分メインのサプリを買いました。
(3)蜂の子(はちのこ)
蜂の子というのはその名のとおり「蜂の赤ちゃん」をサプリメントにしたものです(><)。想像したらイヤですが昆虫ですから栄養素ありますね。
むかしから蜂の子は耳や難聴によいといわれている食べ物です。
百貨店のサプリメントストアで「子どもが難聴で…」と相談したらローヤルゼリーや蜂の子サプリメントをすすめられました。
こちら悪くないと思うものの、コエンザイムQ10などとくらべるととにかくお高い。1瓶2000円くらいしました。なので買ってません。
蜂の子もローヤルゼリーも滋養強壮の意味合いがつよいので、難聴+体力がない方などによいかもです。
(4)コンドロイチン
「難聴にコンドロイチンが効果がある」という情報をみつけました。コンドロイチンとはサメの軟骨にふくまれている成分で骨と骨とをスムーズにうごかす潤滑油のような役割をします。
コンドロイチン単体のサプリメントは種類がとっても少ないです。
ヒザ・ひじの曲げ伸ばしがしんどい高齢者むけのサプリメントとしてグルコサミンと一緒にはいっていることが多いですね。
セリア製薬「コンドロイチンZS]という薬の効能に「音響外傷性難聴」とありました。耳鼻科からもらった薬のなかにコンドロイチンは含まれていなかったのでサプリメントで補ったらどうかな?と考えました。
が、ドクターズアンサーという有料医療サイトで突発性難聴にどれくらい効果があるのか聞いてみたところ「あまりポピュラーではない治療法だということは、あまり治療効果がでてないのでは?」と指摘をいただきました。
確かにその通りだなと思ったので、私は結局買いませんでした。
コンドロイチンを含む医薬品、サプリメントは高価で1瓶2000~3000円とします。
鍼ハリ ・お灸おきゅう
ネットで突発性難聴をしらべると「ハリで治った」という体験談がたくさんでます。ハリ・お灸も血流をよくしたり身体機能をたかめることで、耳の機能をとりもどすという論理なんだとおもいます。
ですから老化で難聴になったとか、理由が思い当たらないけども突発性難聴になったとかなら効果がありそうです。
うちは外傷難聴(音響外傷)で、耳近くで花火が鳴ったことによる難聴ですからハリ・お灸は効果なさそうだとおもって特にやりませんでした。
こちらも費用お高いですしね。
クラッシック音楽を難聴耳で聴く
突発性難聴の本とネットで探しまくって出てきた情報です。
論理的には「聞こえにくいからと悪い耳をつかわないままでいると、余計に難聴が進む」という理論からきています。
日経新聞「クラシック音楽で高い治療効果 原因不明の突発性難聴」
2014年付と少し古いですが日経新聞にもとりあげられました。
耳鼻科医の岡本特任准教授によると、右耳で聞くと左脳、左耳で聞くと右脳がそれぞれ活動する。片耳が難聴になると、正常な耳ばかり使うため、難聴の耳に対応する脳の働きも低下。悪循環でさらに聞こえなくなる。
実験では、発症間もない患者約50人を2つのグループに分類。片方のグループはステロイド治療のほか、正常な耳をふさぎ、難聴の耳で毎日約6時間、クラシックを聴き、日常生活音も全て難聴の耳で聞いてもらった。
約10日後に調べると、左右で25デシベルあった聴力差が7デシベルほどまで縮小。ステロイド治療だけだと15デシベルほど差が残っていた。
約3カ月後には、音楽治療を受けた患者の86%が完治し、脳活動も健常者と同等まで回復。ステロイド治療だけの患者は完治が58%にとどまり、22%は不変か悪化だった。
難聴の耳から積極的に音を送り続けたことで、対応する脳が再び活性化したと考えられる。岡本特任准教授は「安静に過ごすよう推奨されてきたが、難聴の耳をあえて使うリハビリ治療が有効だと分かった」と話した。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2904H_Z20C14A1CR8000/
音楽を用いた新しい突発性難聴の治療法
「脳の可塑性に基づいた新しいリハビリテーション療法。突発性難聴発症後、弱った耳を積極的に活用することで聞こえを改善させる。」
突発性難聴が起こると病側の耳が聞こえにくくなる為、使われなくなってしまいます。ヒトの体の機能は使用されないと衰えてしまうため、本研究では聞こえにくい耳を保護するのではなく、むしろ積極的に使用し耳や脳の神経活動を活性化させることで聞こえを回復させました。
本研究では突発性難聴患者の正常な耳を耳栓で塞ぎ聞こえにくくしたうえで、難聴になった耳には音楽をたくさん聞かせることで、難聴の耳とそれに対応する脳部位の神経活動の活性化を試みました(病側耳集中音響療法)。その結果、通常のステロイド療法に加え病側耳集中音響療法を行った22名の突発性難聴患者の聴力は、ステロイド単独療法の31名の患者に比べて良く回復しました。
情報ソース: 生理学研究所・広報展開推進室
大阪大学大学院医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
ミュンスター大学生体磁気研究所 http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2014/01/br.html
子どもにやらせてみたのですが、「めんどうだから嫌だ」となかなかやってもらえず。難聴になってから10日後~20日後の約10日ほどだけやってもらいました。
もう中2なので親の思い通りに聴いてもらうのはむずかしく、毎日子どもに「いちいちうるさいよ!」文句いわれながら1日10分とか、1日飛びなどでやってもらいました。
本当は入院して、1日定期的に毎日やってもらうのがよいようです。
この治療法を大阪労災病院の耳鼻科専門医に「効果ありますか?」と確認したところ治療法自体はご存知でした。
が「効果はあるかは分かりません」との答え。がっかりしました(´・ω・)
良い耳の方に耳栓をする
こちらも上の「悪い耳で音楽をきく」と同じ理屈ですね。
つまりは「難聴耳で聞きまくれ!」という方法(笑)
突発性難聴にもリハビリ療法が有効と実証される(生理学研究所発表)
突発性難聴を発症した患者さんに聞こえが悪くなった耳を積極的に活用してもらうリハビリテーション療法で、聴力がより回復することを明らかにした。
画像出典:https://irorio.jp/yangping/20140130/107440/
100円ショップで耳栓をかってきて試しました。
安いスポンジ耳栓だとすぐにとれてしまってまったく意味なし。
この方法をやりたい方は1000円くらいの高品質の耳栓をかいましょう!!(^^)
数日間 子供にやってもらいましたが、耳栓がすぐにとれて不便で続きませんでした。
ご注意
ご注意:ここにかいてある民間療法まとめは私個人の感想です。
音響外傷による難聴にはどれもイマイチな気がします
というのは、
民間療法はたいてい「耳の血流をよくして、耳の機能を回復する」ことが重点だからです。
ストレスや老化によって耳の機能が自然とおとろえて聞こえにくいという方には効果がでるかも。また「薬を飲みたくない・飲めない」という方にもよいでしょうね。
(一番効き目が高いのは薬ですから)
でもうちの子みたいに「おおきな音で耳機能が傷ついた」というのであれば、原因がまったく別ですよね。なのでうちは蜂の子、ハリ、お灸はまったくやりませんでした。
※ここにまとめたものはどれも民間療法なので、自己責任でおねがいします。
あくまでも個人的にネットであつめた情報です。